帰宅すると、真新しい寝巻きが2着あり、わしは早速着替えたのだが「バーゲンで安かったから買ってきた」と母。
前に「バーゲンで安かったから買ってきた」などと言って、濃紺のダサい色のジャケットを頼みもしないのに買ってきて、わしに金を要求するというのがあり、嫌な予感がした。
そして、案の定、「金貰うで」と訳の分からん事を抜かすので、
「またか!?頼みもしないものを買ってきて金を要求するとはどういう了見だ?」と問うた。
これには明確に返答せず、「今までの寝巻きがみすぼらしいから見るに見かねて…」と訳の分からん事を抜かすので、「わしが買ってきて欲しいと頼んだのなら分かるが、頼みもせん物を勝手に買ってきて、金を出すのが当たり前のように言うのはどういう了見だ?」と再び問うた。
「聞く暇が無かったから」とこれまた訳の分からん言い訳に終始するので、それならば、「バーゲンで聞く暇も無く勝手に買ってきてしまったが、高かったので、お金出してくれ」と言うのが筋だ。
だが、母としては「善意で買って来てやった」ので、わしに「お金を出してください」とお願いするのは嫌らしい。 善意の押し売りである。
このやりとりで、母は「他の人が聞いたらおかしいと思うで」などと言っているが、どこの世界に頼みもしないものを勝手に買って来て金を要求するヤツが居るのか?
「わしは頼んでもいないものを買うつもりは無い。要らんから返品してこい」と言うと「返品してくるわ」と言うので、「返品してこい」と言って着ていた寝巻きを脱ぎ捨てた。
以前の濃紺のダサい色のジャケット事件にしても、ダサい色のジャケットだからこそ売れ残り、バーゲンで値下げしないと売れない様な代物である訳で、母の様な愚か者が「安い」と勘違いして買うから売買が成立する。
普段着れない服はいくら値段を下げようが、わしにとっては不要のゴミでしかない。わしなら、高い金を払っても普段に着れるジャケットを買う。それが価格相応というものだ。
そして、今後も同じような事をやらかされては堪らんので、一度目は大目に見たが、「バーゲンで安かったから…」などという愚行を母が二度としないように、今回、わしは絶対に引かないつもりだ。