原点

休みをとったのが6月5日だから、16日ぶりの休みだのう。
社長に「頼むから休んでくれ」と言われたのでとった:-)。

もうすぐ今の会社に入社して1年となるが、よーくよく考えると、最初の採用時点で変だった。

応募したのは、友人から「Excelを使える人」で求人広告が出ているとの事で応募したのだが、わしは経理なんか全くやった事が無かった。大学で簿記の授業を受けていたが、単位は取ったか忘れた^^;まあ、取れていたとしても60の可だろう。

そして、その時の会社の状態は、経理がいい加減で無茶苦茶になっているから、それを正常化してわしが引き継ぐという前提だ。

さて、ここで疑問が沸くのだが、会社の経理が滅茶苦茶になっていて、それを正常化し、引き継がせる場合、どういう人選が妥当であろうか?

前任者よりも、しっかりしていて、経理経験が豊富な人材をわしなら選ぶ。
つまり、わしの基準で考えると、プログラマ経験が長く、経理経験ゼロのわしなど論外だ。
しかし、採用された。どう考えても合理的でない選択だ。

では、採用を決めた人物にはどんな意図があったのか?
前任経理担当者は確かにいい加減な人物ではあった。経理処理ミスをそのまま放置し、帳簿の積算ミスがあって、合計と合ってない箇所が散見され、かなり杜撰な事をやっていた。

しかし、色々と調べると、前任者は膨大な仕事を与えられ、経理業務に専念できる状況には無かった。そして、前経理担当者に色々な仕事をやらせて、負荷がかかるように仕向けていたのは、余分な脂身だ。

わしは、最初、これは個人的な恨みでやっているのだと思っていたが、そうではない。明確な他の意図があった。

余分な脂身は、売掛金や、社員の給料天引きに関する情報を経理に渡すようになっているが、わしが経理をやっている間も、恐らく意図的にやっているのだろうが、間違いやミスが多数あり、経理をおかしくしようとしていた。

帳簿を見ると、前任者のいい加減さから間違っている箇所は修正が簡単なのだが、この余分な脂身が関わっている科目だけが致命的で、雑益や雑損で計上して修正する以外にどうしようもない。

つまり、わしの採用を決めた人物と余分な脂身にとっては、「経理がいい加減だから数字がおかしい」という状況が、非常に都合が良いのだ。
そして、余分な脂身が関わっている致命的に間違っている科目の中に鍵が隠されている。

恐らく、わしの採用を決めた人物にとって、わしは非常に期待外れだっただろう。
そして、何とかしてわしを排除しようと躍起になるはずだ。

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