入院時は無症状と軽症者がいずれも約4割で、重症者は約2割。無症状や軽症であっても、胸部CT検査では約半数に異常陰影が認められた。その約3分の2は症状が変化することなく回復したが、残る約3分の1は悪化した。CT検査で肺に新型コロナの患者に類似する陰影があっても、PCR検査では陰性となるケースもあった。
情報源: 8割は無症状か軽症 CT検査で半数が異常陰影―クルーズ船104症例・自衛隊:時事ドットコム
詳しくは自衛隊中央病院の医療関係者向けページに書いてあるが、無症状でCTスキャナでくもりガラス状の陰影の異常が認められるも、複数回のPCR検査で最後まで陰性だった例などがある。
確度が余り高くなく7割程度と思われると書いてあって、これはどういう事かと言えば、有症率25%で1,000人居たとすると、感染者が250人、非感染者が750人。
確度70%という事は、感染者250人にPCR検査をすると、175人が陽性で、75人が陰性になる。そして、もう一つ特異度というのがあって、特異度はだいたい95%位で、これは非感染者750人を検査すると、713人陰性で37人が陽性となる。
1000人検査して、偽陰性75人+陰性713人、偽陽性37人+175人陽性という事で、陽性212人、陰性788人という結果になる。
37人の非感染者が隔離され、75人が感染者にも関わらず野放しになる。こんなPCR検査で大丈夫か?大丈夫だ。問題ない…わけあるか!
相変わらずテレビ朝日のモーニングショーで検査しろと煽ってるようだが、こんないい加減な結果しか出ないのでは、感染者と非感染者を区別するスクリーニングに使えないので感染を止める事はできない。
症状が出た人や濃厚接触者をCTスキャナで検査するのが確実という事を自衛隊中央病院は教えてくれている。幸いにも日本はCTスキャナとMRIの機器が世界一ダントツで多い。
いい加減なPCR検査にしか頼れない国と違って、症状さえ出ればコロナかそうでないかがCTスキャナで判別する事ができる。
いい国に産まれたものですな 🙂